3.1.ProofXの提供するサービス

本ページでは、ProofXがリリース予定(または既にリリース済み)のサービスについて、ご紹介いたします。

ProofXはプロトコルレイヤーとして、主にNFTの発行体としての役割を担いますが、サービスがない状態でNFTを発行することで得られるメリットはわずかです。発行したNFTを活用したサービスがあることで、NFTを発行する価値が生まれると私たちは考えます。

我々の長期的な展望としては、プロトコルレイヤーに徹することを想定していますが、NFTの発行数やProofXの採用サービス数、ProofXアプリの利用者数が一定数以上に達するまでは、ProofXとしてNFTサービスを提供し、NFTの具体的なユースケースを創っていく必要があると考えます。

以下に、現在リリース予定(または既にリリース済み)のサービスを2つご紹介いたします。

Mintit(ミントイット)(2022年4月リリース済)

Mintit(ミントイット)は、「NFTを活用したスタンプラリーサービス」です。端的に言えば、これまでのデジタルスタンプラリーのスタンプをNFT化したソリューションとなります。

店舗や観光地にNFT発行用のQRコードを設置し、QRコードを読み取ることでNFTを発行する仕組みを採用しています。また、QRコード読み取り時には、位置情報を参照し、当該店舗等の位置と照合することで、不正獲得を防止する仕組みを採用しています。

■ Mintitの具体的な活用方法:複数店舗ラリーを活用した集客・地域活性化

NFTラリーを活用した新しい集客・地域活性化が可能になります。

複数店舗にNFT発行用のQRコードを設置し、ユーザーに対象の店舗を巡ってもらうことで集客や地域活性化につなげることができます。

通常のスタンプラリーと異なるのは、各店舗のスタンプが全て「NFT」となっていることです。スタンプをNFTとすることにより、Mintitのサービス内に閉じることなく、NFTを活用した様々な取り組みができるようになります。

例えば、discordというサービスを利用して、NFT保有者(=ラリー参加者)限定のコミュニティを形成することができます。その中で、特定のNFTを保有している人にのみ割引券などを配布するといったマーケティングも可能になります。

また、NFT保有者(=ラリー参加者)限定のイベントを企画することも可能になります。

スタンプをNFT化することにより、これまで単発のイベントとして、いわば「費用」として終わってしまっていたスタンプラリーを、次回以降の集客やマーケティングにつなげるための「投資」へと昇華させることができます。

実績解除アプリ(仮称)(2022年 Q4リリース予定)

ゲームでよくある実績解除(特定の条件を満たすことで、「実績」がもらえる機能)。皆さんの中にも、高難度の実績を獲得するためにゲームをやり込んだ人もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなゲーム世界では一般的な機能「実績解除」を、現実世界に落とし込んだのが「実績解除アプリ(仮称)」(以下、単に実績解除アプリと呼ぶ)です。

実績解除アプリは、一言で言うと「NFTを活用して、現実世界で実績解除を行うためのアプリ」です。実績の達成条件を特定のNFTの有無で設定し、条件に合致するNFTが全て獲得できた際に実績が解除される、という仕組みです。

例えば、サウナ好きの人のために、以下のような実績を用意します。

  • サウナに50回行った人:「サウナビギナーの称号」と「サウナビギナーNFT」をプレゼント

  • 都内の100℃以上のサウナを制覇した人:「灼熱サウナーの称号」と「灼熱サウナーNFT」をプレゼント

  • 新宿区のサウナ全てに行った人:「新宿区サウナーの称号」と「新宿区サウナーNFT」をプレゼント

ユーザーはサウナに行くたびに、そのサウナに行った証明をNFTとして記録します。そして、サウナに行った証明となるNFTを50個集めると、実績解除アプリで「サウナビギナーNFT」がミントできる仕組みです。また、都内の100℃以上のサウナを制覇した人は、「灼熱サウナーNFT」がミントできます。

これまで、「現実世界での活動のログ」は簡単に残すことができず、またそれを他者に簡単に証明することができませんでした。

しかし、「現実世界での活動のログ」を改ざんのできないNFTという形で刻み、所定の実績を達成することでその実績を解除した証明のNFTを発行する仕組みによって、誰でも簡単に自分の活動を周りに証明することができるようになります

さらに、実績解除アプリを使うことによって、実績解除を目標に、日常の活動をより楽しくアップデートすることができると考えています。

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